病気と健康

発情をやめさせたい!セキセイインコの発情を抑える6つの対策

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セキセイインコの過度な発情は、病気をまねく原因になります。

だけど、一度はじまってしまった発情行為をやめさせるのは、なかなか難しいですよね。

 

わが家のインコも生後半年を過ぎた頃に、おもちゃに対して吐き戻しをするようになりました。すぐに飼育環境を見直し、できる限り改善したところ、その後はなんとかおさまっています。

 

その時に調べて実践した「発情対策」を紹介します。

 

発情を抑える6つの対策

発情を抑えるポイントは以下の6つです。

  1. 日照時間を調整する
  2. 対象相手を遠ざける
  3. 巣や巣材になるものをなくす
  4. 温度を調整する
  5. 餌を見直す
  6. 適度なストレスを与える

 

1.日照時間を調整する

野生のインコは、日が長く暖かい時期に発情します。このことから、日照時間を短くすることで発情の抑制になります。

1日の日照時間を10時間以内にする

部屋の照明がついている時間も日照時間に含まれます。

例えば、朝7時に起こしたら、夕方17時までにはおやすみカバーをかけて寝かせるようにします。すでに発情している場合は、日照時間を8時間くらいまで短くします。

 

おやすみカバーは光が入らない遮光性のあるものを使用し、人の声やテレビの音が聞こえない静かな場所に移動するとしっかり寝てくれます。連続して12時間以上は寝かせるようにします。

 

メスは薄暗い場所を巣とみなし発情するので、昼間は照明をつけて明るくしましょう。

 

 

2.対象相手を遠ざける

求愛する相手はインコ同士とは限りません。1羽飼いの場合、飼い主やおもちゃや鏡など、さまざまなものに発情します。多頭飼いの場合は、同性のインコや異種の鳥も対象相手とみなします。

おもちゃは片付け、触りすぎないようにする

対象相手がおもちゃや鏡などの場合は、ケージから撤去し、インコの目に入らないところに片付けます。

相手が飼い主の場合、なでたり話しかける時間を減らし、かまいすぎないようにします。

多頭飼いの場合は、発情している子を1羽だけ別のケージに隔離します。

 

 

3.巣や巣材になるものをなくす

メスは特に、巣や巣材があると発情の刺激になります。巣箱を設置していなくても、ケージの隅っこや餌入れの下など、狭いところに潜り込んでいたら要注意です。

狭いところに行かせない

餌入れの下に潜り込んだり、餌入れ自体に入ってしまう場合は、小さめの餌入れを少し高い位置に設置します。ケージの隅っこにうずくまっている場合は、そこでくつろげないように何か障害物を置きます。

 

放鳥時も、部屋の中に巣になりそうなものがないか確認しましょう。バッグや服の袖や開けっ放しの引き出しや本棚の隙間など、暗くて狭い場所を作らないようにします。

 

巣材になるものを与えない

ケージには糞切り網を設置して、敷き紙をかじらせないようにします。

放鳥中も紙や木材をかじっていたら、片付けましょう。

 

 

4.温度を調整する

冬でも暖房の効いた暖かい部屋で飼っていると発情しやすくなります。寒すぎるのは問題ですが、インコが元気にしているようなら過剰に保温する必要はありません。

 

季節感のある温度管理を

夏は熱中症に気をつけてインコが暑がらない温度に、冬はインコが膨らんでいないかよく観察し寒がっていたらペットヒーターで保温します。

 

 

5.餌を見直す

いつでも餌が食べられるように、常に餌入れにたくさんの餌が入っている状態は、インコにとって「いつでも繁殖できる状態」とみなされます。

また、高カロリーな食事を与えている場合も、発情を引き起こす原因になるので、見直します。

 

1日に必要な量だけ与える

1日の摂取量を把握して、必要な量だけ与えるようにします。また、「いつでも好きなだけ餌がある」という状況にしないために、朝夕の2回に分けて餌を与えるのもいいでしょう。

 

質素な食事にする

カナリーシード、オーツ麦、ソバの実、ニガーシード、麻の実など、カロリーの高いものは与えないようにします。ひえ、あわ、きびのシンプルな餌にしてしばらく様子を見ましょう。

 

 

換羽の時やすでに卵を作ってしまっているメスは、タンパク質を多く摂取する必要があります。必要な栄養素が不足しないように、インコの状態をよく見て餌の配合を決めるようにしましょう。

 

 

6.適度なストレスを与える

人に飼われているインコは、外敵に襲われる心配もなく、ストレスが少ないので発情しやすいと言われています。ストレスを与えるといっても、怖がらせたり驚かせたりすると、飼い主との関係性にヒビが入る可能性もあるので、やりすぎないように注意します。

「適度なストレス=退屈させない」という考え方です。

 

ケージの置き場所やレイアウトを変える

数日おきにケージを移動したり、餌入れや水の場所を変えたり、おもちゃを変えたり、日常に変化をつけます。

 

フォージングを取り入れる

フォージングとは、野生のインコのように「餌を探す行動」のことです。飼われているインコも、餌を食べるために頭を使って試行錯誤するといい刺激になり、発情の抑制になるといわれています。

 

簡単なものだと、餌を折り紙でキャンディ包みにして遊ばせたり、おもちゃの隙間に餌を隠すなどです。インコ専用の「フォージングトイ」も売っています。

簡単なものから少しづつ取り入れてみましょう。

 

オススメの本

フォージングを取り入れたおもちゃの作り方が載っています。特別な工具がなくても作れる簡単なものばかりなので、参考になります。

 

 

それでも発情が止まらない時は

上記の方法をすべて実践しても発情が止まらないという時は、病院で獣医師に相談してください。環境改善のアドバイスとあわせて、発情を抑制するホルモン剤を投与してくれる場合があります。

 

 

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